まれな変異遺伝子持つ精子ドナーから67人の子ども、10人ががんに 規制求める声
2025年5月23日 複数のニュースサイトに掲載されている情報ですが、ヨーロッパにおいて精子提供者がまれな癌遺伝子を持っており、その精子が67人の妊娠に使われ、そのうちの10人の子どもが癌に罹患していることが判明しました。
精子提供当時はこの遺伝子が癌を引き起こすことが知られていなかったので、その精子を使うことを止めることはできませんが、問題は67人という多くの妊娠に使われなければ10人も罹患することはなかったと考えられます。これは分かっているだけで67人や10人という数字で、正式な数は精子バンクから公表されていないということから、実際はもっと多く、海外に広がっている可能性もあるようです。
少なくとも、精子バンクは精子提供者と生まれた子どもを、問題が起きた時のために、責任をもって追跡できるように記録を残しておくべきでしょう。また、精子提供の回数をさらに少なく制限することも必要だと議論されています。
以下はニュースサイトのリンクです
CNN https://www.cnn.co.jp/world/35233514.html?ref=rss
Yahoo https://news.yahoo.co.jp/articles/320208fe25ad2dc88e1f784e1058fc7aa11a66ed
Guardian https://www.theguardian.com/science/2025/may/23/sperm-donor-cancer-risk-children-europe